肩こり改善に!肩甲骨ストレッチ
頭が重い原因は肩こりかもしれません
肩こりや腰痛はデスクワークをしている人の多くが発症している症状です。
ほとんどの人は慢性的な症状として諦めてしまっているかもしれませんが、実はそれは重大な病気の前兆かもしれません。
肩こりの主な原因は血流の滞りです。
血行不良は様々な悪影響の原因になりますが、特に筋肉の動きに大きな影響を及ぼします。
最も多く肩こりが発生するのは首の後から背中にかけての部分で、長時間座ったままの体勢を取り続けることにより筋肉が硬直して血行が滞ってしまいます。
この首から方にかけての筋肉のことを「僧帽筋」と言い、周辺には「肩甲挙筋」や「頭・頚板状筋」といったものがあります。
人の体は肩の後ろ側に左右一つずつ三角形をした肩甲骨という骨がついていますが、これは周囲の筋肉によって支えられています。
首から肩にかけての筋肉がこわばると肩甲骨の動きも固まってしまうことになりますので、肩こりを発生している時はこの肩甲骨周辺がガチガチに硬くなります。
逆に言えばこの肩甲骨を意識して動かすようにすれば、周辺の筋肉を全大敵にほぐすことができるということです。
肩こりがひどくなってくると肩だけでなく頭部を支える力が弱くなり、それが頭痛の原因になってしまいます。
頭が重くなるほど肩こりを感じているのは相当血流が滞っているということになりますので、そのまま放置をしていると脳梗塞など脳内の血管の病状が発生してしまう可能性があります。
肩甲骨を30分に一度ほぐしましょう
肩こりや頭痛を予防するためには、まず細かく肩を動かすということが重要です。
長時間同じ姿勢をとっているということがそもそも筋肉をこわばらせる原因なので、定期的に肩をほぐすようにしていくことで血流をよくし筋肉をリフレッシュできます。
肩甲骨ストレッチの方法としては、まずまっすぐ姿勢を正した状態からぐっと胸を開いて背中の筋肉を寄せるというやり方があります。
イメージとしては両肩の肩甲骨を接触させるように近づけるという感じで、ジムなどにある上腕を鍛える機器を使用しているつもりで腕を動かすとよいでしょう。
立ち上がることができるなら、壁に手をついてぐっと体を倒していく壁を使った腕立て伏せもよい方法です。
こちらも同じく肩甲骨を後ろで引き寄せるような感じでできるだけ首から肩にかけての筋肉を延ばすように意識します。
また片腕ずつ上下から背中に回して手をにぎるようにするというのも肩のストレッチになります。
背中で手をつけることができないという人は、タオルやハンカチを使ってできるだけ両腕が近くなるようにしていきましょう。
継続的にストレッチをすることで関節が柔らかくなっていくので段々可動域が広がっていきます。