生活習慣病の男性におすすめしたいアプリ

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糖尿病管理で失敗してしまうケースとは?

平成26年の厚生労働省の統計によると、現在日本の糖尿病の患者数は316万6000人にものぼるそうです。
その大半は40歳以上の中高齢で、前回調査よりも46万人以上も増加しています。

糖尿病は生活習慣病の代表的な病気であり、遺伝的要因によって起こるケースもあるものの、その大半は個人の生活習慣に大きな原因があると考えられています。

しかしそれは裏を返すと生活習慣を改善することこそが糖尿病の治療や予防のための最大の対策であるということになります。

そうわかってはいてもなかなかできないのが生活習慣の管理で、最初こそ健康に気をつけた生活をしていた人も、いつの間にか元通り不摂生な生活に戻ってしまうこともよくあります。

糖尿病やその予備軍と診断された人が健康管理に失敗しがちな例として、「次第に好きなものを食べるようになった」「薬を飲み忘れることが増えた」「運動をサボるようになった」といった徐々にしなくなるというケースがあります。

長期的な管理が必要な糖尿病においては、3日坊主は許されず、サボった分をあとから一気に取り返すことはできません。

そこで継続的な健康管理をよりやりやすくするために、毎日の生活を記録し周囲と連携をとっていくことが大切になってきます。

そのためのツールとして注目をされているのが、スマホを使った健康管理アプリの利用です。

記録をするだけで意識は大きく変わる

アプリを使用した健康管理では、毎日の食事の内容や薬の服用状況、運動などといったことを毎日日記のように記録していきます。

入力した内容は記録されグラフ化をされるとともに、提携した診療機関や管理栄養士のもとに送信されることになっています。
情報を見た担当者はそこから改善すべき点などを本人に連絡し、よりよい治療方法を提案していきます。

記録しただけで何か良いことがあるのかと思うかもしれませんが、レコーディングダイエットという方法があるように、毎日自分の行動を記録していくだけでもかなり意識が変わってきます。

特に中高年世代の男性は自己管理を苦手にしているという特徴がありますので、遠方からであっても常に見守る存在がいるというだけでも習慣を維持しやすくなります。

上記で紹介したアプリでは、医師や栄養士といった機関以外にも同じ病気で治療をしている患者さんや、家族とSNS風に連絡することができるようになっています。

「自分ひとりの体」ではなということをスマホのつながりによって実感することで、病気を治して健康な生活を送りたいという意識も自然と高くなってきます。

既に発症している人だけでなく、健康診断の数値が良くない傾向にある人や、高血圧など他の生活習慣病に罹患している人にもアプリの利用はおすすめです。