壁紙を使って木目に、畳をフローリング風にするDIY
置敷き式の非常に便利な住宅DIY
インテリアや部屋づくり好きにとって大きな障害となってしまうのが和室住宅です。
和室住宅はここ近年になって価値が見直される傾向にあるものの、基本的には築年数の古い未リフォームの人気のない住宅に多く見られています。
都心部などそもそも家賃の高い賃貸住宅に住まなくてはいけない人にとっては、和式住宅はリフォームにかなり手間取る物件です。
しかしここ最近になって、大規模なリフォームをすることなく手軽に和式住宅を洋風フローリングにできる技術が登場してきました。
自分で工事をすることができない賃貸住宅の他、リフォームをせずに家の和室を洋風に使用したいという人に大変便利な方法と言えます。
畳の部屋を手軽にフローリングに変えるための製品として、タイルカーペットの大手メーカーである株式会社オルサンが販売してる「デコセルフ」があります。
これまでは畳をフローリングにするといえばウッドカーペットが主流でしたが、このデコセルフが登場したことで一気にDIYが変わってきています。
デコセルフは接着剤を使うことなく置敷きするだけでフローリングにすることができる便利な製品で、下地の床材を炒めることなくクッション性の高いフローリングを実現することができます。
またデコセルフを使用することで階下への振動が伝わりにくく、防音性を高めることもできます。
汚れも浸透しにくく掃除がしやすいということで、フローリング化にもっともおすすめできる方法と言えます。
貼ってはがせるフリース壁紙
もう一つ賃貸住宅の和室で悩みになるのが壁紙です。
壁紙は一旦貼ってしまうと原状回復が難しく、短期間で退去することになった場合には原状回復として多額の金銭を求められてしまうことがあります。
そこで粘着力の弱い接着剤を使い、不要になった場合には簡単に剥がすことができるようにした新しいDIYとして「フリース壁紙」というものがあります。
「フリース壁紙」とは、不織布を使用しているところが特徴で専用の糊を使って貼り付けることで通常の壁紙として使用することができつつも、いつでもはがせる便利な製品となっています。
近年では女性にも簡単に壁紙変更ができるように、一枚ずつの大きさを小さめにしたブロック式の壁紙を販売している企業もあり、板を敷くように壁紙をつけていくことができます。
男性らしいインテリアにするためには、壁紙をより建材らしくすることが勧められます。
そこでフリース壁紙として販売されている木目の紙を使用することにより、床材とのバランスのよい木目調の壁にしていくことができます。
また和室につきもののふすまですが、こちらも専用の張って剥がせるマスキングテープ風壁紙が販売されています。